琉球王朝時代には全ての御嶽が男子禁制。
特に斎場御嶽は、国王であっても入口から先に入るためには女装をする必要があったとされています。
現在でも男性は一定区域までしか入れない御嶽も数多く存在する中、この斎場御嶽は観光地化されている稀な御嶽。
2000年に琉球王国のグスク及び関連遺産群の一つとしてユネスコ世界遺産に登録され、この地を訪れる観光客も年々増加しているとか。
ですが、ここは今でも聖地。
現在でも行なわれている聖地巡礼(東御廻り:あがりうまーい)の巡礼先の一つでもあります。
Sefa Utaki / Hyougushi
余談ですが、写真の中の方は私ではございません(笑)
観光資源と聖地、両方の面を共存させるのは難しいのかもしれませんが、均衡を保つ努力・配慮が私たち観光客に欠けているのは事実で、実際、祭壇の上に登って記念撮影をしたり、ゴミのポイ捨て、植物の持ち帰りなどなど、あまりのマナーの悪さに参拝されている方々からの苦情も絶えないそうです。
その斎場御嶽が来年から、入域制限がかかる事になりました。
現段階では仮運用ですが、ゆくゆくは条例化の方向との事。
この入域制限日には、観光客だけでなく参拝のための入域も禁止だそうです。
来年以降、斎場御嶽に行かれる際は事前に入域制限日を要チェックです。
入域制限日:旧暦の5月1~3日、10月1~3日
ちなみに、2012年の新暦では6月20~22日、11月14~16日になります。
マナーとして、入域制限日をチェックするのと同時に、歴史も学んでから訪れましょうね(^^)
【ちょこっと豆知識:国始めの七御嶽】
安須森御嶽(あすむぃうたき)、クボウ御嶽、斎場御嶽(せーふぁうたき)、薮薩御嶽(やぶさつうたき)、雨つづ天つぎ御嶽(あまつづてんつぎうたき)、クボー御嶽、首里真玉森御嶽(しゅいまだむいうたき)
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