オニヒトデといえば珊瑚の天敵!
常套の駆除方法はダイバーが潜って捕獲し、陸に上げる手法なのですが、なにせデカイし、費用は掛かるし非効率。
ですが、この研究では濃度10~15%程度の酢酸10ccを注射すると、2日でほとんどが死ぬという結果が出ているそうです。
これが実用化されれば、潜ってオニヒトデを発見したら注射すれば駆除終了。
コスト的にもオニヒトデ1個体当たり4円程度だそうですから、人件費や傭船費を加味しても相当なコストダウンですね(^^)
駆除のボランティアに参加しやすくなる日も近いかもしれません。
ところで、今回の研究の要となった「酢酸」ですが、ご存知の通り食酢にも含まれています。
海でクラゲに刺された時、酢をかけると良いというのは一般的に知られているところだと思います。
初耳な方のために・・・酢は毒針の発射を防ぐのに効果があるといわれています。また、酢がないときはアルコール類をかけても同様の効果があるようです。ビールなら、ビーチで飲んでいる可能性もあるし、用意しやすいかもしれません ^^;
クラゲに刺された時の応急処置としては
1.タオル等でクラゲの触手を取り除き、患部を海水でよく洗います。(真水ではなく海水で!素手は絶対ダメです!)
2.ステロイド系や抗ヒスタミン系の軟膏を塗ります。
でも、余程用意周到でない限り、ビーチに軟膏は持って行っていないですよね。
そこで「酢」の登場です。
ですが、あくまでもこれは応急処置。たかがクラゲと侮るなかれ、人によっては重いアレルギー反応を引き起こすことがあります。
刺されて数分で、赤いポツポツが出来たり、脈が激しくなったり、むくみや腫れなどの症状が出た場合は、とにかくすばやく用意を済ませ、病院に行きましょう。
また、カツオノエボシなどクラゲの種類によっては「酢」が逆効果になることもあります。
カツオノエボシは暖かい海に生息する外洋性のクラゲですが、自力で泳げないため台風など、波の強いときには揺られ揺られて岸まで辿り着きます。
台風直後は危険がいっぱい。台風直後でなくても、十分気をつけましょう(^^)
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